会長挨拶

第20回九州高気圧環境医学会 
会長挨拶

飯塚病院院長 増本陽秀

院長 増本陽秀

 第20回九州高気圧環境医学会の開催にあたりご挨拶申し上げます。この度、飯塚市にて第20回大会を開催させていただくこととなり、大変光栄に存じますとともに身の引き締まる思いでございます。

 九州高気圧環境医学会は、高気圧酸素治療と潜水医学に関する研究・教育の促進、並びに普及・向上を図ることを目的として発足し、毎年、九州沖縄地区の各県で開催される大会において、高気圧環境医学に関心を持つ同好の士が学術交流をはかると共に、情報交換や連携を深めて参りました。

 第20回の本大会では「いま扉を開く高気圧酸素治療の新展開」をテーマといたします。高気圧酸素治療はその有用性が広く認識される一方で、診療報酬設定が低く、負の収支となる問題が長年にわたり指摘されてきました。そのような中、2018年度の診療報酬改定において診療点数が改正され、治療の収支は大きく改善されることとなりました。これに伴い高気圧酸素治療は、診療報酬の裏付けを背景に適切に実施され、医療界における認識も今後一層高まり、新たな展開の幕開けと共にさらに発展していくことが期待されます。まさにこの好機に開催される本大会は、例年にも増して活発な学会になるものと楽しみにいたしております。

 飯塚市は、江戸時代には長崎街道シュガーロードの宿場町として栄え、明治から昭和にかけては石炭の採掘で日本の産業を支えました。これらの時代を経て豊かな食の文化が育まれ、この地で生まれた数々の銘菓、風味に満ちた地酒と、様々な美味しい料理をお楽しみいただけます。また、筑豊富士とも呼ばれるボタ山を背景にした遠賀川河畔の散策は、学会の合間に心安らぐひと時を与えてくれるものと思います。

 第20回の大きな節目を迎える本大会が、皆様方のご期待にお応えして実り多き医学会となるよう、関係者一同最善を尽くす所存でございます。

 皆様のご参加を心よりお待ちしております。